太陽光発電へのとびらのとびら

太陽光発電、太陽光発電所、税制上の扱いなど学んだことをメモしていきます。

太陽光発電を導入して感じたこと

我が家が建ったのは約6年前。
土地から購入し新築で建てました。
その時は太陽光ソーラーパネルをのせることを全く考えていませんでした。
なぜなら、新築のための頭金とローンでいっぱいだったからです。
しかし、1年過ぎた頃から太陽光発電について考え始めるようになりました。

きっかけは、建てた家がオール電化だったことです。
特にオール電化にしたいという拘りはなかったのですが、ホームメーカーを回った時、今はどこもオール電化推奨なんだなと印象を受けました。
家には小さな子供がいることもあり、ガスのない生活に安全性を感じた上で、オール電化を選択しました。
そしてオール電化である以上、太陽光発電設置した方が得だと周囲に言われました。
そんなこと言われても、お金に余裕があるわけでもないと思っていましたが、補助金がどんどん減り、買い取り価格も今後減少していくことが明白になってくると、自分達も焦りました。
もし将来的に太陽光発電を設置するとしたら、今の方がいいと思い、結局業者にお願いすることにしました。
我が家の屋根だけでは4kw弱という少なさだったため、旦那さんの実家にある畑にも設置しました。
こちらは10Kw強という十分な大きさでした。
あまり大きな電力を買い取ってもらうのならば、近くに電柱を設置しなければならないかもしれないという心配がありましたが、当時は幸いなことに近所にソーラーパネルを乗せている家がなく、現状のまま買い取ってもらえることになりました。
10Kw以上のため、買い取り価格保証も長くてよかったです。
太陽光発電を設置してから約5年が過ぎました。
元を取れそうかと聞かれると、取れると思います。
我が家に設置された太陽光発電だけでは、あまり利益はありませんが、旦那さんの実家に設置したものはかなり売電出来ているようです。
ただ、ソーラーパネルを乗せてから考えるようになったのは、太陽光発電は決して利益だけではない、ということです。
むしろ環境について考えるいい機会になったように思います。
太陽光発電を設置していると、自然に電力のこと、環境のことを考慮するようになります。
自然の太陽でどのくらいの電力を生み出せているか、その電力は自分が普段から使用している電力と比べてどうなのかという点が、一目で分かります。
それは、とてもいいことだと思うんです。
確かに太陽光発電により家計がプラスになっていることは事実ですが、もしプラマイゼロであっても、環境保護になっているのならば、何も惜しいことはないと今なら自信を持って言えます。
前述した通り、最初からこのような考え方だったわけではありません。
太陽光発電を設置したことで、少しずつ考え方が変わってきたんです。
先日、旦那さんの実家にパネルの様子を見に行ったところ、近所の畑にも20Kw相当のソーラーパネルが設置されていました。
その様子を見て、少し前なら元が取れるのかな?なんて感想でしたが、今は環境に配慮していて素晴らしいなと思うんです。
最初から環境のことを考え太陽光発電を設置した人は、少ないかもしれません。
私もそうでしたから。
しかし、皆が次々と太陽光発電を取り入れていく中で、それが地球のためになっていれば、人々の満足度も上がっていくはずです。
環境を守るという行為自体、とても分かりにくく、気の長いものだと思います。
地球上に生きる人間としては、太陽光発電の取り入れこそが、その長い道のりの第一歩であると信じたいです。
他にも、太陽光発電以外の再生可能エネルギーについて研究は進んでいますが、今一歩というのが現実です。
太陽光発電はお金がかかるから駄目だと頭から否定せず、一人一人が出来ることが始めていけたらと思います。

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