太陽光発電へのとびらのとびら

太陽光発電、太陽光発電所、税制上の扱いなど学んだことをメモしていきます。

東京タワーのふもとに新たな「環境」スポット登場

太陽光発電で蓄電して、無料でスマートフォンを充電できるソーラー充電スタンド「シティチャージ」が、東京都内で稼働を開始しました。太陽光によるクリーンなエネルギーを活用する充電スタンドは世界中で注目を集めていますが、日本で稼働したのは初めてだということです。

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今回設置されるソーラー充電スタンド「シティチャージ」は、東京都と東京環境公社が設置するもので、機器の開発や設置はシャープが担当しています。2015年7月に東京都内の東京タワーと虎ノ門ヒルズへの設置の発表がありましたが、2015年10月7日には東京タワーで除幕式を行って、稼働を開始しました。

 

ソーラー充電スタンドは、太陽光パネルが発電する電気でスマートフォンなどを手軽に充電できます。無料で利用可能な充電設備ですからたくさんの人の利用が見込まれます。もっとも近年急増した外国人旅行者からの要望が大きいということです。

今回設置されるソーラー充電スタンド「シティチャージ」は、太陽光パネルと蓄電池、LED照明、充電テーブルで構成されたものです。太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に蓄電、その電気をスマートフォンなどの充電や夜間のLED照明に使用します。

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シティチャージは高さが約3.8メートルで、パネルの幅が約2.5メートル、奥行きは37センチメートルとなっています。重さは、本体が約270キログラムですが、安全に配慮して秒速60メートルの風を受けても耐えられる設計だとしています。

 

太陽光発電のパネルの発電容量は95Wで、蓄電池には38Ah(アンペア時)の鉛蓄電池を3個搭載しています。フル充電時で日射がない場合、60人が15分ずつ充電を行うことが可能だということです。またLED照明を搭載しているので、蓄電池の電力を使って夜間照明として活用可能です。

 

<東京をスマートシティへ>

設置に際し、東京都知事舛添要一氏は主に2つの点で東京都にとって意味があると強調しています。

1つ目が環境面でのシンボルとしての役割です。「現在はベルリンやロンドン、パリ、ニューヨークなど世界的に環境先進都市を目指す競争が生まれています。その中で東京都は、水素社会の実現や省エネ化、再生可能エネルギーの使用比率を現在の6%から2024年に20%に引き上げるなど、日本政府よりも高い目標を持って取り組んでいる。シティチャージはこれらのスマートシティ実現への取り組みの象徴的なものになり得る」と舛添氏は語るのです。

 

もう1つが観光面での「おもてなし」だということです。「日本全体を見た時に2015年は約1900万人の外国人旅行者が訪れる見込みだとしており、これは2020年までに2千万人とした政府目標を前倒しで達成するペースだ。しかし、観光を日本の産業としていくことを考えれば日本への旅行者はまだまだ少ない。例えばマレーシアへの旅行者は年間2700万人となっており、日本を上回っている。その意味で眠っている環境資源を掘り起こせばもっと成長できる。その観光面での『おもてなし』を体現する意味でシティチャージには注目している」と舛添氏は語っているのです。

 

シティチャージの充電スタンドは、LightningコネクタやmicroUSB、ドッグコネクタ、フィーチャフォン用外部接続端子、USBなど、国内に流通するほぼ全ての携帯電話に対応した接続端子を用意しています。ピクトグラムによって分かりやすい表示も行い、外国人旅行者への「おもてなし」を体現しています。

今回シティチャージの開発を行ったシャープでは「太陽電池、蓄電池、LED照明、携帯電話、スマートフォンなどを全て開発しているメーカーであることから参加することができた。太陽光発電、創エネ、畜エネ、省エネへの貢献をさらに進めていく」としています。

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いろいろ太陽光発電のことを考えていかなければならない

鬼怒川が決壊して、避難生活を強いられている人たちが現在太陽光発電に怒りの矛先を向けていると言う記事を目撃することがあります。太陽光発電は環境に優しいと言われていますが、果たしてそれは全面的に事実なのでしょうか。時には、太陽光発電はデメリット的要素を高めることもあり、太陽光発電の問題は総合的に語られていかなければなりません。

2015年9月11日の集中豪雨で茨城県常総市の堤防が140メートル、崩れ落ちてしまったのは、上流の同市若宮戸地区の川沿いに広がっている太陽光発電パネルの設置工事が原因と言われています。 実際には、宅地、鬼怒川の間には丘陵地は掘削されて土がむき出しになり、太陽光発電のためのパネルがギッシリと敷き詰められています。2014年には、丘陵部の幅約150メートル、そして高さ2メートルの部分が太陽光発電で削られてしまったのです。ここは民有地と言うことで太陽光発電の問題は危惧されていたものの、行政が口出し出来る状況ではなかったようです。太陽光発電が原因で、鬼怒川氾濫の原因を招いたと言われているものの、可能性はあるものの、更なる検証も必要でしょう。

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太陽光発電の考えるべき問題】

太陽光発電は環境に貢献している、環境に優しいと言われているものの同時にこのような問題を懸念していかなければなりません。時に太陽光発電は環境に優しいも

 

のではないかもしれません。  過剰な優遇策によってのバブル化の問題、環境破壊がおまけにここで懸念されています。太陽光発電について、環境保全、安全ルールと言う問題を今後真剣に考えていかなければならないのです。いえ、もっと以前にしなければならないことを怠ったために、今回このような被害が出たと考えることが出来ます。公益事業を担う資格のない、悪質な事業者たちが流失して、安易に太陽光発電に関わることに大きな問題があるのではないでしょうか。

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【環境に優しいと言われている太陽光発電なのに】

太陽光発電が環境に優しいということがキャッチフレーズゆえ、なんとも本当にこのようなことは、やりきれない思いです。ただし、もしもこのようなことが事実であれば、私達は、このようなことを総合して考えて、太陽光発電はNOかYESかと言うことを決定していかなければなりません。

あるテレビ番組では、川の水があふれる越水が起こった場所付近には、2つの業者がソーラーパネルを設置していたとのことです。自然堤防よりも川側へとソーラーパネルを設置をしているA社と、自然堤防のあった位置にソーラバネルを設置しているB社。この2つの会社が同時にこの場所に太陽光発電導入を積極的にすすめた事に問題はないでしょうか。オレは川の側に、オレは堤防に、それぞれ仲良く領域を決めはしたものの、2つの業者の太陽光発電の導入に、「越水」を守ると言う堤防のシステムの方は耐えきれずうまく行かなくなっていることはないでしょうか。

ただし、A社の方はもともと平坦だった場所に太陽光発電のパネルを設置している為に問題はないと公表をしているようです。B社はと言えばここはもともと堤防だったと言う認識がなかったようです。ここまでは水が来ないと言うことを不動産業者がしっかり断言していたと言うことです。

一応懸念はあったものの、安全と言われ、太陽光発電の導入はスタートしたようです。ただし、工事の時、近隣住民の心配が解消されていた訳ではありません。実際に今太陽光発電のせいで被害が起こったと決めつけることにもリスクがありますが、太陽光発電は、環境に優しいといいながらも、自然を壊して作られているということにちょっと考えることはないでしょうか。それは、人間が生きていく上での宿命としてあきらめてもらう以外方法はないことなのでしょうか。

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太陽光パネルの設置基準

新たに太陽光発電システムを始めてみたいという人も年々増えてきていますが、それには様々な設置基準があります。
気がかりなのは東北や北海道に住んでいる人でしょう。「はたして北国の自宅の屋根でも太陽光発電ができるのだろうか・・」と、心配な人もいるかもしれません。

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結論から言ってしまえば、日照時間が少ないと思われている北国の寒い地域でも、発電にさほどの支障はありません。多くの人は夏の暑さが太陽光発電を有利にすると考えているようですが、それは違います。あくまでも太陽光なので熱ではありません。
このあたりは太陽熱温水器と勘違いしている人がいるようですが、熱よりも文字通り光が大切になるのです。ですから、北国となると、冬場はとくに太陽が低くなるのでそのあたりのハンデがあるのは否めません。
北海道は寒冷地のイメージがあって多くの人が太陽光発電に不利なのではと、考えがちです。しかし、北海道は梅雨がないだけに、年間の日照時間は東京都とほとんど変わりません。あらゆる誤解があるようですが、日本国内であればそれほど太陽光や日射時間などでハンデを感じるようなところはないといってもいいでしょう。理想は真東から太陽が上がって真上を通って真西に沈むような赤道直下がいいのかもしれませんが、真上であるとそれはそれで太陽光パネルを地面と真っ平らにしなくてはいけないので、逆にそこは面倒な問題もあるようです。以上のことからもこの場所だからいいとか悪いという考えは、実際にはどこにでもあることです。
東京などは将来的にビルが建ち並ぶ可能性が高いですから、よほどの土地ではないと太陽光パネルの設置には勇気が必要になるかもしれません。
様々な調査でも、札幌では東京都ほとんど変わらない実発電量(設置後に実際に発電する量)を計測しているところがほとんどなのです。
南国の沖縄と札幌では、太陽光発電の電力量は、ほとんど変わらないなという調査結果もあります。もちろん多少の地域差はありますが、発電量はさまざまな要素が複合して決まってくるのでこの地域だから不利だとは考える必要はありません。

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太陽光パネルは、基本的に全国都道府県で発電させることが可能です。
なかでも発電に適した地域は、様々な調査を総合すると、まずは九州の宮崎県です。
そして、瀬戸内の広島県岡山県あたりもいい数値が出やすいようです。このあたりは温暖な瀬戸内の気候というよりも単純に雨が少ない土地柄ということが言えます。
また、静岡県も良い数値が出ていると言うことと、意外なところではスキー場のイメージがあって寒いと思われがちな長野県も、南のほうは天気が良くて、太陽光パネルに適しているとされているのです。

温暖な土地はもちろん、寒い土地でも発電できるところを考えて見ても寒暖の差はそれほど関係はなく、日射量などの太陽光によって決まると考えていいと思います。
さらにシリコンを主原料とするシリコン結晶系の太陽光パネルは、熱を持つと発電の効率が落ちる特性を持っているので逆に南国になるとパネルの材質を代えたほうがいい場合もあります。
太陽光パネルの表面温度が60度以上と高温に達することもある夏場では、太陽光パネルの表面が熱を帯びない分、気温の寒い場所のほうが発電の効率は下がりにくという特性があるのです。

ここまでのことをまとめると、発電の電力総量を左右する最も大きな要素は日射量であることは間違いありません。
南国などは、日射量が多いため発電の量は稼げるのですが、その分熱さで発電効率が落ちてしまい、ロスすることも多くなるのです。

逆に北国などは、日照時間は南国よりも短くて一見不利のように思われがちです。それでも熱さによる発電のロスが少なくなって効率が高くなり、実発電総量で見れば南国にも負けない数値を出すことができるというわけです。

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【太陽光発電メカニズムについて知りたい】

 まだまだ太陽光発電についてあまり知らないと言う人たちにいろいろアドバイスを提供しいと思いますが、太陽光発電のメカニズムは、電力を蓄える装置と言うことではなく、太陽光を電力に変換すると言う発電機の役割を担い、電池と言うのとはちょっと意味が違っているかもしれません。

光起電力効果、 光電効果という現象が太陽が太陽電池にあたることで起こります。太陽電池を構成している半導体の電子が動き、電気がここに作られて行きます。シリコン系、化合物系、有機系といろいろ種類に違いがありますが、現在ではシリコン系が世界のシェアの8割程度を占めているとのことです。

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【そもそもソーラーパネルって何なのだろうか】

ソーラーパネルは、太陽電池を繋げているものです。モジュールという言い方もしますが、おおかた同じ意味で捉えてください。おおかたみなさんは電車などから家の屋根を見ると、屋根の上に時々不思議なものが設置されていることに気がつくことがあると思いますが、その不思議なものの存在こそが太陽光発電のパネルなのです。

そして今後太陽光発電のテーマは効率よく電力を生み出すということであり、 休閑地といったものを利用して、広い土地を使用して本格的にたくさんのパネルを設置するメカソーラーのシステムも目立つようになって来ました。太陽光発電ソーラーパネルに対して私達はどの程度のものを期待出来てしまうのでしょうか。

土地2ヘクタールに対しておかれたソーラーパネルの場合、約1MW(1,000kW)の出力の電力を作りだすことが出来ます。しかし太陽光発電の問題点は、夜、曇りの日など安定して電気を作り出すことが出来ないことです。

約1MW(1,000kW)のソーラーパネルの場合、年間でどの程度になるかと言えば、 約1,000kW×24時間×365日ですが、実際に残念ながら年間13%程度の利用しか見込むことが出来ないと言われています。だから年間と言うことになれば約1,138,800kWh 程度の量と言うことになります。

ただし今お話ししいるのはメガの話しなので、約1,138,800kWh と言う量は、一年間316世帯分の電力を補うことが出来る程です。 

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太陽光発電のメリットデメリット】

やはり太陽光発電を導入する為に太陽光発電メリット、デメリットをしっかり追求していかなければなりません。太陽光発電はメリットだけここに存在している訳ではありません。太陽光発電は太陽がしっかり当たってくれている分には、とてもメリット大きなものかもしれませんが、しかし問題は太陽があたらぬ時もあることです。

太陽光発電は最近ちょっと進化してこのような問題はなくなったと思っている人たちもいるかもしれませんが、やはり未だ太陽光発電の要は、太陽の力なのです。太陽光発電に安定性を期待するのはかなり無理があり、全体を通してどうかという考えが正しいのではないでしょうか。f:id:taiyoko_tobira:20151001142648j:plain

太陽光発電の発電コストは思っている以上に高くかかってしまうかもしれません。 しかし私達は未来に対してエコロジーの問題も真剣に考えていかなければなりません。太陽光発電は、 火力発電や原子力発電と違い燃料を必要とすることはありませんので、 排気ガスやCO2、燃えかす、使用済み燃料が出ず、処理する面倒くささもここにはありません。火力発電の場合、エンジン、タービンを稼働させる必要があり、太陽光発電の場合それも必要がない為、故障も比較的しにくいことがメリットとも言われています。まだまだ太陽光発電には今後改善していかなければならない問題を抱えているかもしれませんが、私達がキレイな地球を作りたいというのなら、太陽という自然の力に大きく依存するシステム体系を作り出していかなければなりません。

 

太陽光発電を導入して感じたこと

我が家が建ったのは約6年前。
土地から購入し新築で建てました。
その時は太陽光ソーラーパネルをのせることを全く考えていませんでした。
なぜなら、新築のための頭金とローンでいっぱいだったからです。
しかし、1年過ぎた頃から太陽光発電について考え始めるようになりました。

きっかけは、建てた家がオール電化だったことです。
特にオール電化にしたいという拘りはなかったのですが、ホームメーカーを回った時、今はどこもオール電化推奨なんだなと印象を受けました。
家には小さな子供がいることもあり、ガスのない生活に安全性を感じた上で、オール電化を選択しました。
そしてオール電化である以上、太陽光発電設置した方が得だと周囲に言われました。
そんなこと言われても、お金に余裕があるわけでもないと思っていましたが、補助金がどんどん減り、買い取り価格も今後減少していくことが明白になってくると、自分達も焦りました。
もし将来的に太陽光発電を設置するとしたら、今の方がいいと思い、結局業者にお願いすることにしました。
我が家の屋根だけでは4kw弱という少なさだったため、旦那さんの実家にある畑にも設置しました。
こちらは10Kw強という十分な大きさでした。
あまり大きな電力を買い取ってもらうのならば、近くに電柱を設置しなければならないかもしれないという心配がありましたが、当時は幸いなことに近所にソーラーパネルを乗せている家がなく、現状のまま買い取ってもらえることになりました。
10Kw以上のため、買い取り価格保証も長くてよかったです。
太陽光発電を設置してから約5年が過ぎました。
元を取れそうかと聞かれると、取れると思います。
我が家に設置された太陽光発電だけでは、あまり利益はありませんが、旦那さんの実家に設置したものはかなり売電出来ているようです。
ただ、ソーラーパネルを乗せてから考えるようになったのは、太陽光発電は決して利益だけではない、ということです。
むしろ環境について考えるいい機会になったように思います。
太陽光発電を設置していると、自然に電力のこと、環境のことを考慮するようになります。
自然の太陽でどのくらいの電力を生み出せているか、その電力は自分が普段から使用している電力と比べてどうなのかという点が、一目で分かります。
それは、とてもいいことだと思うんです。
確かに太陽光発電により家計がプラスになっていることは事実ですが、もしプラマイゼロであっても、環境保護になっているのならば、何も惜しいことはないと今なら自信を持って言えます。
前述した通り、最初からこのような考え方だったわけではありません。
太陽光発電を設置したことで、少しずつ考え方が変わってきたんです。
先日、旦那さんの実家にパネルの様子を見に行ったところ、近所の畑にも20Kw相当のソーラーパネルが設置されていました。
その様子を見て、少し前なら元が取れるのかな?なんて感想でしたが、今は環境に配慮していて素晴らしいなと思うんです。
最初から環境のことを考え太陽光発電を設置した人は、少ないかもしれません。
私もそうでしたから。
しかし、皆が次々と太陽光発電を取り入れていく中で、それが地球のためになっていれば、人々の満足度も上がっていくはずです。
環境を守るという行為自体、とても分かりにくく、気の長いものだと思います。
地球上に生きる人間としては、太陽光発電の取り入れこそが、その長い道のりの第一歩であると信じたいです。
他にも、太陽光発電以外の再生可能エネルギーについて研究は進んでいますが、今一歩というのが現実です。
太陽光発電はお金がかかるから駄目だと頭から否定せず、一人一人が出来ることが始めていけたらと思います。

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